[先輩社員紹介] はたらく現場

CAE解析 - 乗用車強度解析

SF映画が描く未来、昆虫が秘める自然界の知恵――
少年時代から心を躍らせたふたつの世界が融合し、今の仕事に通じている。
自動車の強度解析でチャレンジを続け、技術革新の最前線を目指す。
彼の成長と夢を支える「好き」を原動力にしたエンジニア人生が始まった。
Kenta.A
CAEソリューション課/2023年入社

学生時代は

子供のころからずっと、昆虫と海外のSF映画が好きなんです。昆虫はカマキリなどがいいですね。

SF映画はアメコミ原作の作品が大好きで、登場する近未来的なロボットや乗り物のカッコよさからメカニカルなものにも興味が生まれて、だから大学は生物模倣の研究を行っている、生物と機械を両方学べるところを選びました。

研究室に入ると、実際には生物模倣以外にも色々な研究を行っており、私は繊維複合ダイラタントコンパウンドの基礎研究に携わりました。ダイラタントコンパウンドは、力の加え方によって粘度が上がり固くなる性質を持つ物質です。プロテクターやサポーターなどへの応用が期待できるもので、やりがいがある研究でした。

中央図研にエントリーして、入社しようと決めた理由

少年時代、将来は森の中で昆虫に囲まれて農業をやってみたいと思ったこともありました。

その後はSF映画の影響で単純にカッコいい車への興味から、現実的には大学入学の時点で、自動車関連の仕事も就職活動の視野に入れていました。

その中でも中央図研は、まず私の専攻である流体解析の分野でもしっかりと知見があり、これまでに学んできた事が活かせそうだと思いました。また在学中から、モノづくりの中でAIを使った自動化・省人化にも興味があり、そこも中央図研が目指している方向性と合致しました。
他にも、例えば航空機マニュアルなど他の分野でも日本のモノづくりで重要な立ち位置を築いていたり、欧米企業と取引をするグローバルな環境があるなど、幅の広さに魅力を感じて入社を決めました。

自分自身がアメリカ映画好きが高じて英語を積極的に学んでいたこともあって、「色んなことができそう」と感じました。

現在の仕事内容は

いま、自動車の強度解析に携わっています。解析モデル作成や解析を行い、客先に納品します。
仕事の性質上、材料力学などがベースとなるので、仕事の理解をする上で大学で学んだことが役に立っています。
授業では座学で暗記したり式に代入するばかりで、実際に活用することは少なかったですが、今は自分で手を動かして検証するので、とても腑に落ちます。

仕事で行き詰まることもあるけど、その都度先輩たちから的確なアドバイスをもらえますし、入社当初は配属先の雰囲気が合わなかったらどうしよう…と実はけっこう不安だったんですが、杞憂でした。
先輩たちは真面目で黙々と仕事をこなす人が多い印象ですが、グループとして一体感があります。

Kenta の、とある一日

8:30 出社
8:35 朝礼・進捗確認
9:00 モデル作成作業
12:30 昼食
13:30 午後業務開始
15:00 モデルのセルフチェック
16:00 客先納品
17:30 退社・帰宅
―ちなみに休日はこんな感じ―

平日の帰宅後は基本的になにもせず頭と体を休ませて、週末は友達とゲームをしたり映画を観に行きます。
メジャーなゲームではなく、個人制作で配布している超マイナーなPCゲームなどを探してきては、友達とああだこうだと言いながらプレイするのが醍醐味で、たまに面白い掘り出し物が見つかるのも楽しいです。

仕事のやりがい、魅力、達成感など

受けた仕事を期日までに終わらせることができたときに、達成感を感じます。
納期厳守はもちろん社会人として当たり前なんですが、入社当時は初心者向けにかなり甘めの時間配慮をもらっていても苦労しました。早めに相談してチーム内で分担してもらい、なんとか納期に間に合っていたので、成長したな…!と実感できて嬉しいです。

また自動車の内部構造などを詳しく知ることができて、自動車好きな先輩社員にも部品の役割について教えて頂けます。知れば知るほど面白いですね。

仕事における将来のビジョン、夢や希望など

いま仕事で使用しているもの以外の解析手法の解析業務や、自動車以外の分野、例えば航空機などの解析業務もやってみたいです。
好きなものから興味を広げて探求することがもともと好きなので、これからの仕事との出会いが楽しみです。

吸収力が高いと言われる20代のうちに様々なことにチャレンジし、仕事の知識を蓄えて、技術進歩が目まぐるしい時代についていける技術者になりたいと考えています。

ズバリ、あなたにとって仕事を「ひとこと」で表すと

「人生の1/3」。
1/3もあるのだから、せっかくなので充実させていきたい。
残り2/3のプライベートが自分の中でとても大事なものなので、だからこそワークライフバランス実現のためにも、仕事をアイデンティティの一部とできるようにスキルを身に着け、仕事の幅を広げてやりがいを見出したいと考えています。

未来の新入社員の方にメッセージ

働き出すと時間が惜しくなるので、学生のうちにやりたいことやって下さい!
時間をかけて遠出ができる、学生ならではの旅行スタイルが今ではうらやましいです(笑)