[先輩社員紹介] はたらく現場

CAE解析

CAEとは

車体が衝突した場合や、長年使用した場合、どの部分がどのようにダメージを受けるかを、コンピュータ上の3D画像でシミュレーションし、データを分析する仕事。

設計が作成したデータに対してシミュレーションを行い、実験や試作の前段階で改善点を見つけ、設計にフィードバックする。

中央図研へ入社したきっかけ、動機

子供の頃から、車つくりに携わるのが夢。もともと設計士になりたいと思っていましたが、就職活動前に自動車のCAE解析(シミュレーション)をテレビで見て、“自動車の強度を守る”という品質の要のような「解析」に、がぜん興味が湧いたんです。

中央図研の新聞求人広告の『解析者求む』のキャッチコピーに心を惹かれ、現在に至ります。

現在の仕事内容

主に自動車のボデーや機械設備の強度解析を担当。

たとえば、自動車部品の強度や振動の検証をパソコン上で再現し、さまざまな問題を事前に予測して、弱点が見つかれば設計に対して対策案を提案します。

CAEモデルをCADデータや仕様図面などから作成し、解析ソフトを使用してシミュレーション結果の評価を行うのが主な仕事の流れです。

Makotoのとある一日

平日   休日
起床 6:00
出社 8:00 起床
社内ミーティング 8:30 朝食
解析作業 9:00 家事(洗濯・掃除など)
昼食 12:00 昼食
客先訪問・打ち合わせ 13:00 子供と公園などに外出
帰社&解析作業 17:00
18:00
帰宅 19:00 夕食
20:00 インターネット、
楽器(キーボード)練習など
21:30
就寝 24:00 就寝

仕事のやりがい、魅力、達成感など

軽自動車の新規開発プロジェクトメンバーとして、リアサスペンションの強度解析に携わったのが最も思い出深い案件です。

この車はエンジンが後輪の前にある「ミッド・シップレイアウト」という、特殊なタイプ。

そのレイアウトを死守するために、剛性を向上させる対策案もプラットフォーム全体に影響を与えるようなものはNG。当時は参考になるような同じタイプの軽自動車は国内になく、非常に 難しい課題でした。

約2年にわたりお客様と何十回も検討を重ねた末、最終的に満足のいく対策案を出せたときには、達成感で胸がいっぱいになりました。

自分自身の経験やスキルはもちろん重要。ですが、ひとりではやり遂げるのが困難な課題も、メンバーとなら可能になることもある。それも仕事の醍醐味のひとつだと思います。

仕事における将来のビジョン、夢や希望など

最近では工作機械など、新たな解析案件に取り組む機会も増えてきました。

今後は自動車だけでなくさまざまな対象物にチャレンジし、中央図研の新たな可能性を模索したいと考えています。

また、今後も解析のプロフェッショナルとして、解析に課題を抱えるお客様のニーズや課題に対して明快な解決策を導き出す存在でありたい。

そのためにも社外セミナーに積極的に参加したり、同業他社の方と定期的に集まって情報交換したりと、技術力向上のためには時間を惜しみません。

ズバリ、あなたにとって仕事を「ひとこと」で表すと

もはや『趣味』の域です。

未来の新入社員の方にメッセージ

誰もが熱意や情熱、そして夢中になれることをひとつは持っているはずです。

私自身も入社して10年経過しましたが、技術への興味や探求心は決して尽きることがありません。『これだ』と思えるフィールドを見つけ、思う存分輝いてください。